マトリックスがパクった(というかオマージュした)、
ジャパニメーション「攻殻機動隊」のTVアニメシリーズです。
ちなみにアニメの原点は映画版ですが、俺は映画版はあまり好きではありません。
攻殻機動隊に入ったのがこのシリーズからというのもありますが、
映画版のキャラデザや、押井守(映画版監督)のオナニーアニメと化してるのがどうも嫌です。
宮崎駿や庵野秀明(エヴァ)などにもいえることですが、
どうしてもちょっと売れ出すとハングリー精神がなくなって、
視聴者置いてきぼりのオナニーアニメを作り出す。売れる直前が一番です。

そしてこのSACは、攻殻機動隊シリーズ全体にいえることですが、
近未来のネットを中心とした設定がとにかく秀逸です。
SACはその設定を一番上手く活用・利用した作品だと思います。
2030年の近未来を舞台にしたフィクションの中のリアリティには目を見張るものがあります。

シナリオとしては、全体的に関連する「笑い男」(天才ハッカー)と「笑い男事件」が
徐々に物語に絡みだす過程が見事で、どんどんとその世界に引き込まれます。
終盤の怒涛の展開がとにかくすごい。
それと1話完結の物語も多数ありますが、どれも良く出来た良い話ばかり。
カウボーイビバップを彷彿とさせる良さがあります。
特に良かった1話完結モノは「暴走の証明(第2話)」、
「タチコマの家出(第12話)」、「心の隙間(第16話)」(←オヤジだけは見てくれ)。
作画はさすがの「Production I.G」。背景から普段のしぐさ・アクションにいたる
作画のクオリティはめちゃくちゃ高いです。
キャラは、一見ゴロツキの集まりのような公安9課ですが、だが、それがいい。
音楽もさすがの「菅野よう子 」。なんだかよくわからないけど良い。

総合的には、俺の中で数少ないS級アニメの1つです。
さっきも触れたビバップになにかと共通する面白さがあります。
ビバップが好きな人は間違いなくハマることでしょう。
SFとか難しい設定がありそう、とか思ってる人も大丈夫。
映画版ならともかく、SACはいわばエンターテイメント重視作品です。
つーか、インターネットしてる人なら絶対面白いです。
つまりはこの文見てる人なら全ての人にお勧めです。